
劇団1980
演出:髙橋正徳
ものがたり
昨年テアトロ演劇賞、本年紀伊國屋演劇賞を受賞した劇団1980が中国ブロックに殴り込みじゃ。
平成18年夏——都心から2時間、大手電子機器と自動車メーカーの工場が頼りの北関東の小さな町。
某県小清水町の老舗旅館の当主が急逝し、稼業を継ぐべく一人息子が帰って来た。心配顔の妻といまだ反抗期の娘とともに。「田舎暮しもいいだろう」と能天気な和男を待っていたのは、旅館の再建でもおふくろ孝行でもなく、数十年振りに帰郷した郷里小清水町が直面している大問題だった!
1990年(平成2)日本国は入国管理法を改正し、日系3世とその家族の定住権を許可。その結果、町に4000人の日系ブラジル人がやってきたのである。大量の工場労働者を得てさらなる発展に向かうはずの小清水町だったが、顔は同じ日本人でも生まれ育ったのは地球の反対側・南米ブラジル。言葉も文化も習慣も食べ物も全く違っていた。
小さな町に同居した日本人と日系ブラジル人との間で度重なる摩擦や対立。はたして両者の「共生」は可能なのか⁉
出演予定:柴田義之、山本隆世、上野裕子 ほか
■ かいせつ
いま日本は移民大国と言われています。日本国内で就労する外国人労働者の数は166万人。
豊かな国日本へのデカセギ――少子高齢化、若年労働力不足を補うためバブル期の日本は彼らを受け入れました。しかし、少数の流入には寛容であっても、その数の急増に伴って次第に摩擦や軋轢が生まれ、現在の経済不況にいたっては、互いの生活を脅かすものとしてさまざまな対立も問題化しています。
■ 劇団からのメッセージ
「素劇 あゝ東京行進曲」「ええじゃないか」「素劇 楢山節考」と駆け抜けるようなエネルギーを放つ劇団1980。「真砂女」「吾輩はウツである」で生きる事の喜びを描く瀬戸口郁のコンビが創り出す、社会派コメディー。
乞うご期待!
■ 劇団紹介
1980年4月、横浜放送映画専門学院(創立者:今村昌平/現:日本映画大学)俳優科卒業し行き場のないやからが、劇作・演出家、藤田傳の元に集まり発足。東京を拠点に日本各地はおろかブラジル・韓国・ヨーロッパまで出かけて行って大騒ぎを起こしている。
公演スケジュール
- 岡山芸術創造劇場ハレノワ 中劇場
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例会日 昼 夜 7/5 金 – 7時 7/6 土 2時 – 7/7 日 2時 – 7/8 月 1時 – 7/9 火 12時30分 –
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西大寺市民劇場例会
西大寺公民館大ホール -
例会日 昼 夜 7/11 木 – 6時45分 7/12 金 1時 –