加藤健一事務所
江戸時代の大ベストセラー
『南総里見八犬伝』脱稿までの秘話。
演出:加藤健一
あらすじ
文政十年。『南総里見八犬伝』執筆中の滝沢馬琴(加藤健一)の息子・宗伯の元に嫁いできたお路(加藤忍)。高名な先生のお家と安心しきっていたけれど、そこはとんでもない家だった!!
すぐヒステリックに喚きたてる馬琴の妻・お百(声 高畑淳子)と、病弱で神経質な宗伯(声 風間杜夫)。そんな二人に振り回されながら一家を支える馬琴とお路だが、滝沢家はいつも内乱状態。
気の休まらない毎日を送る中、馬琴は視力を失い、執筆が困難となってしまう。絶望に打ちひしがれる馬琴に手を差し伸べたのは、読み書きのできないお路だった。
「お前、漢字に偏とがあるのを知っているな?」「……?」
漢字を教わりながらの口述筆記で『八犬伝』は再び動き始める―。
出演:加藤健一、加藤 忍
声の出演:風間杜夫(友情出演)、高畑淳子(友情出演)
■ 劇団より
本作は史実を元に『南総里見八犬伝』脱稿までを描いた、馬琴とお路の創作秘話です。
この舞台には、実に深く多様な物語がふんだんに盛り込まれています。
波瀾万丈な日常を抱えながらも粘り強く大作を書き続けようとする、滝沢馬琴の物書きとしてのロマン。気が遠くなるような共同執筆作業の果てに生まれた、血のつながりを超える二人の絆。そして、ごく普通の女の子だったお路が成熟し、一家の大黒柱ともいえる女性になるまでの成長ドラマ。
中でも、頑固一徹な義父であり師匠となった馬琴に負けず、生来の明るさとバイタリティで奮闘するお路の姿には、多くの共感を呼ぶことでしょう。
「内乱」とタイトルにはありますが、決して暗い話ではありません。物語は軽妙で随所に笑いが散りばめられており、最後には感動の波が押し寄せます。今、諦めずに頑張り続ける人々への応援歌ともなることでしょう。
■ 劇団プロフィール
1980年、役者・加藤健一が一人芝居『審判』を上演するために立ち上げた。加藤健一事務所の劇団員は加藤健一のみ。上演プログラムからキャスティング、演出、照明、音響、美術、衣裳など全てに渡って加藤本人がプロデュースするという体制をとっている。加藤が本当に芝居の好きな役者たちを集めて舞台づくりをする場である。
公演スケジュール
- 岡山芸術創造劇場ハレノワ 中劇場
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例会日 昼 夜 7/23 水 – 19:00 7/24 木 13:00 – 7/25 金 12:30 – 7/26 土 14:00 – 7/27 日 14:00 –
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西大寺市民劇場例会
西大寺公民館大ホール -
例会日 昼 夜 7/17 木 – 18:45 7/18 金 13:00 –
関連リンク
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