
俳優座劇場プロデュース
音楽劇
母さん
作:堀江安夫
演出:横山由和
音楽:新垣 雄
演出:横山由和
音楽:新垣 雄
土居裕子さん メッセージ動画
皆様、どうぞお楽しみに♪
公演スケジュール
- 岡山芸術創造劇場ハレノワ 中劇場
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例会日 昼 夜 3/13 水 – 7時 3/14 木 1時 – 3/15 金 12時30分 – 3/16 土 2時 – 3/17 日 2時 –
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西大寺市民劇場例会
西大寺公民館大ホール -
例会日 昼 夜 3/29 金 – 6時45分 3/30 土 1時 –
上演時間:2時間35分(予定)
スタッフ・キャスト
Cast
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- 土居裕子プランニング・クレア
- 春・鳩子
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- 阿部 裕オフィスクロキ
- 詩人
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- 町屋圭祐昴
- 八郎・忠
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- 福沢良一81プロデュース
- 紅緑・柿親父・支配人
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- 浅野雅博文学座
- 幸次郎
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- 仲本詩菜ACTJPエンターテイメント
- 喜美子・生徒2・踊子2
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- 佐藤礼菜俳優座
- 節・生徒3・踊子3
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- 小暮智美青年座
- ヨネ・生徒1・踊子1
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- 新垣 雄
- ピアノ演奏
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- 植村 薫
- バイオリン演奏
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Author
Director
Staff
美術 | 石井強司 |
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照明 | 桜井真澄 |
音響 | 藤平美保子 |
衣装 | 久保田俊一 |
振付 | 鷲田実土里 |
歌唱指導 | 新垣 雄 |
舞台監督 | 泉 泰至 |
演出助手 | 深堀絵梨 |
宣伝写真 | 飯田研紀 |
宣伝美術 | ミネマツムツミ |
企画制作 | 俳優座劇場 |
協力 | サトウハチロー記念館 |
ものがたり
「リンゴの唄」「長崎の鐘」「ちいさい秋みつけた」「悲しくてやりきれない」など、誰もが一度は口ずさんだことのある歌を数多く遺したサトウハチロー。
心に沁みる詩からは想像もつかないほど彼は奔放に生きた。そして彼の詩に大きな影響を与えた母・春。
家族の間にあった愛情と確執はハチローの人生を翻弄する。それでも彼が詩に託した心とは。
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悲しくてやりきれない
作曲:加藤和彦
1968年 歌:ザ・フォーク・クルセダーズ -
断じて勝つぞ
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アニーローリー
代表的なスコットランド民謡 -
雪女
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叱られ坊主
1953年出版 童謡集「叱られ坊主」 -
病気
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リンゴの唄
作曲:万城目 正(まんじょうめ ただし)
1945年 戦後初映画「そよかぜ」挿入歌 -
浅草の希望より
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長崎の鐘
作曲:古関裕而
1949年 歌:藤山一郎 -
小さい秋みつけた
作曲:中田喜直(なかだ よしなお)
1962年 第4回 日本レコード大賞・童謡賞受賞 -
母が残していったもの ~その他 より
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デルタは踊る ー礼儀正しくするなかれー より
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想ひの庭
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モズが枯れ木で
作曲:徳富繁 -
おふくろどんの唄 -亡き母に捧ぐー
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山の墓場
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ちいさい母の唄
※作曲者の記載がないものは、新垣 雄 さんによってこの舞台のために作曲されたオリジナル曲


解 説
思うに詩人サトウハチローはずっと「大いなる拗ね者」であったのではないか。でなければ、あの膨大な「母さん」の詩や、エッセーの中に小さな宝石のように忍ばせた母・春さんへの思いの説明がつかないのである。春さんの胸に飛び込みたいくせに、それができないから「拗ね者」を演じるしかなかったのだ。ひとりハチローがあのおびただしい春さんへの思慕を残したのは、ひとえに彼が ひと一倍の甘えん坊で、拗ね者の詩人 であったからだろう。
書いた本人が言うのもおこがましいが、『母さん』は好きな作品だ。俳優座劇場が新たな上演の機会を整えてくれた。期待と感謝で胸がときめいている。
作者:堀江安夫
サトウハチローの生い立ち

写真提供:文京区
– 略歴 –
- 1903年(明治36)
- 5月23日 佐藤洽六(小説家・佐藤紅緑)の長男として東京に出生
- 1916年(大正5)
- 早稲田中学入学
父 紅緑の弟子であり、詩人の福士幸次郎の影響で詩に興味を持つ
- 1919年(大正8)
- 福士幸次郎の紹介により西条八十の門弟になる
- 1926年(大正15)
- 5月15日 処女詩集「爪色の雨」出版
- 1954年(昭和29)
- 童謡集「叱られ坊主」により第四回芸術選奨文部大臣賞受賞
- 1962年(昭和37)
- 「ちいさい秋見つけた」により日本レコード大賞童謡賞受賞
- 1963年(昭和38)
- ホームソングと童謡に貢献したことによりNHK放送文化賞受賞
- 1966年(昭和41)
- 紫綬褒章受章
- 1973年(昭和48)
- 勲三等瑞宝章受章
同 11月13日 永眠
幼少のころから文学に親しみ、暇さえあれば詩を書いていたかのような、才能とチャンスに恵まれた天才詩人。
本人の言葉によると、ハチローの生涯の作品は2万編。その範囲も、小唄・どどいつに始まり、流行歌・叙情歌・童謡・校歌・社歌・園歌・CMソングなどあるが、日本著作権協会に登録されたもの以外が多く、総数の確定ができないほど。
日本作詩家協会会長・日本童謡協会会長・日本音楽著作権協会会長の職は死去するまで任に就いていた。
観劇の感想
観客アンケートより
- 待ちに待ってました。お芝居は深く、素晴らしい。物語の世界に入り込めました。特にお姉さんとリンゴの場面はぐっときました。久しぶりに泣けました。
- サトウハチローの人生の回顧録、すっごく面白かったです。もっといっぱい彼の歌を知っていれば、もっと楽しめたのに。それにしても皆、歌がうますぎてビックリ。生演奏だから余計に素敵でしたね。
- とても、とても心に沁みました。ラスト、涙が止まらなくて・・・自分でも驚いています。バイオリンとキーボード、生の美しい音にのせて、演者の皆さまの歌が心にしみました。
- 美しい声で会場が澄み渡ったような感じでした。圧倒的な土居裕子さん、阿部裕さんの歌唱力とその他の方々のハイレベルな歌唱が印象的。久しぶりの土居裕子さんの品の良いたたずまい、美しさに感動でした。
- 阿部裕さんの大きな子どもみたいな性格のハチ、土居裕子さんの小さな母さん。最強の組み合わせです。それぞれのシーンで歌われているハチローの曲がストーリーを引き立てている。最後の菜の花が印象的。
- お芝居はもちろんですが、皆さんの歌唱がとても素敵でした。お話の流れにスッと寄り添うような歌と声に魅了されました。バランスが悪くて難儀なハチローさんに途中まで戸惑っていましたが、詩でその心を表している、そのような方なのだと最後に理解できました。亡くなった母のことを思い出しました。
関連リンク
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