「命どぅ宝」の魅力に迫る会に
藤原章寛さん
をお迎えします!
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2021年5月例会『旅立つ家族』の李仲燮役で岡山市民劇場の会員に強烈なインパクトを残した藤原章寛さん。
昨年は紀伊國屋演劇賞を受賞され、今や文化座の若きホープです。
今回の『命どぅ宝』ではどんな演技を見せてくれるのか楽しみです♪
参加無料
3/27(水)
夜の部 19:00 (18:30開場)
天神山プラザ1階ホール
岡山市天神町8-54
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Profile
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藤原 章寛 さん
- 1986年 埼玉県出身。
- 2010年 文化座へ入座。
同年、文化座公演「大つごもり」(原作:樋口一葉) の俥夫役で初舞台を踏む。
主な出演作品・受賞歴
2024年 | 第58回紀伊國屋演劇賞 個人賞 (『旅立つ家族』李仲燮役 / 『炎の人』ゴッホ役) |
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2024年 | 『花と龍』 原作:火野葦平 脚本:東憲司 演出:鵜山仁 |
2023年 | 『旅立つ家族』 原作:金義卿 脚色:金守珍/佐々木愛 演出:金守珍 |
2023年 | 『毋』 原作:三浦綾子 脚本:杉浦久幸 演出:鵜山仁 |
2023年 | 『炎の人』 作:三好十郎 演出:鵜山仁 |
2022年 | 『しゃぼん玉』 原作:乃南アサ 作:斉藤祐一 演出:西川信廣 |
2021年 | 岡山市民劇場賞 男優賞 (『旅立つ家族』李仲燮役) |
2014年 | 平成25年度文化庁芸術祭新人賞 (『GO』杉原役) |
- 「炎の人」ゴッホ
- 「旅立つ家族」李仲燮
- 「母」小林多喜二
引用:劇団文化座 ホームページ
劇団文化座
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劇団文化座は戦時下の1942年2月、井上正夫演劇道場のメンバーであった演出家佐佐木隆、女優鈴木光枝ら9名によって結成。戦時下の厳しい条件のもとにあっても演劇の良心の灯をともし続けてきた。
現劇団代表は女優の佐々木愛。
歴史の闇に埋没しがちな人々、底辺に生きる人々に光を当てた作品を数多く創り出し、またその一方で絶えず新たな題材、舞台表現にも挑戦している。
これまで例会にお迎えした作品たち
1959年 | 炎の人 |
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1961年 | 荷車の歌 |
1965年 | 土 |
1966年 | 炎の人 |
1967年 | 荷車の歌 |
1969年 | 美しい人 |
1972年 | 土 |
1975年 | 向い風 |
1976年 | 三人の花嫁 |
1977年 | 荷車の歌 |
1978年 | 三婆 |
1979年 | サンダカン八番娼館 |
1980年 | 女と刀 |
1981年 | あめゆきさんの歌 |
1984年 | 越後つついし親不知 |
1989年 | 三婆 |
1990年 | 荷車の歌 |
1991年 | 越後つついし親不知 |
1994年 | あかきくちびるあせぬまに |
1995年 | 青春デンデケデケデケ 越後つついし親不知 |
1997年 | サンダカン八番娼館 |
2001年 | ほにほに、おなご医者 |
2005年 | いろはに金平糖 |
2008年 | 天国までの百マイル |
- 2011年てけれっつのぱ
- 2019年三婆
- 2021年旅立つ家族
2024年5月例会
「命どぅ宝」
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創立80周年を迎えた劇団文化座による「命どぅ宝」は、戦後アメリカ統治下の沖縄で理不尽極まる圧政を受けながらも、沖縄に真の平和を築くため抗い続けた、瀬長亀次郎と阿波根昌鴻の不屈の魂を描いた作品です。
日本の敗戦間際に慰問公演の地として沖縄と蒙古を希望していたが叶わず満州へ行くこととなった文化座。戦後11年が過ぎた1956年。沖縄が米軍からの強圧的な施政を受け続けていたことに対して怒りを募らせた創立者佐々木隆は、占領下の沖縄を描いた『ちぎられた縄』(作=火野葦平)の上演に踏み切りました。
以来文化座は沖縄に関係する芝居を11作品創ってきました。この「命どぅ宝」はその集大成ともいえる作品です。
阿波根昌鴻と瀬長亀次郎。この二人をリーダーとして戦った土地返還闘争と祖国復帰運動は、今に続く戦後の沖縄の戦いの原点でもあります。沖縄の人々は何故今も座り込みを続けているのか。笑顔を絶やさないあの粘り強い精神力はどこからくるのか…。
私たちは沖縄にどのように寄り添うことができるのかを、観客の皆さんと一緒に考えてみたいと思います。