
「さよなら、ドン・キホーテ!」の魅力に迫る会に
ベル役 沖まどかさん
こんにゃく座代表・音楽監督
萩京子さん
をお迎えします♪
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参加無料
4/1(水)
夜の部 19:00 (18:30開場)
天神山プラザ1階ホール
岡山市天神町8-54
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Profile
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2026年5月例会
「さよなら、ドン・キホーテ!」
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鄭+萩コンビの作品はつねに涙と笑いに満ち、見終わると元気が出るオペラと言われてきましたが、今回は底抜けに楽しいオペラ、というわけにはいかなくなりました。このような時代にこそ伝えなくてはならないことをオペラで伝えたい。台本+演出の鄭義信さんも作曲家である私も同じ思いです。
このような暗い、苦しい時代は、突然やってきたわけではなく、徐々にその足音は聞こえていました。貧困、差別、偏見……そして戦争が足音を立てて近づいてきています。今まさに、さまざまな暴力にさらされている人々に思いを馳せること。わたしたちにできることはわずかですが、それでもオペラで何が伝えられるか? と考えました。
オペラ『さよなら、ドン・キホーテ!』では2匹の馬が人間を批評します。そこからにじみ出る苦い笑いがあります。1940年代のフランスの田舎を舞台としていますが、この作品のテーマは? と問われれば「今この時代そのもの」と答えるしかありません。
戦争、家族、LGBTQ、愛、友情、宗教、抵抗、差別、孤独、死、教育、性暴力……。登場人物が背負ってしまっているそれらひとつひとつの苦しみは、簡単には解放されることはありません。他者はそれを簡単には共有することはできないけれど、思いを馳せることはできるはず。
深い怒り。長く続く怒り。幼い涙が乾き、そこに消えない灯のように燃え続ける怒り。
そしてどんなに苦しくても生きて行くこと。
わたしたちはこの時代のあふれるほどの理不尽に口を閉ざすことはできません。
これは暗く苦い祝祭オペラです。
